2023年5月 浮体式生産システムレポート

May 26, 2023

2022年の高値から原油価格が下落し、2023年第1四半期には上流部門企業の利益が減少した。しかし、上流部門事業者は資金に余裕があり、市場センチメントも強気を維持しており、近い将来の石油需要が引き続き成長すると広く期待されている。近い将来の浮体式生産プロジェクトには、引き続き投資決定を待つ案件が列を成している。次の18ヶ月以内に37件の浮体式生産プロジェクトが投資決定段階に達するが、供給チェーンの逼迫や(おそらく)資金調達へのアクセス制約が受注ペースの足かせとなる可能性がある。一方、ここ1か月間にいくつかの主要な浮体式生産システム契約が発注された。MODECは2件の大型FPSO契約を獲得した--エクイノール向け大型FPSO(ブラジル沖)およびエクソンモービル向け大型FPSO(ガイアナ沖)である。SBMはガイアナ沖またはブラジル沖の将来のFPSO契約で使用するためのFast4Ward浮体建造をCMHIに発注した。Golar LNGは、ナイジェリア沖の未開発(ストランディッド)ガス資源を開発するためにFLNGを供給するための覚書(MOU)に署名した。全体として、非常に活発な月であった。これらについて5月号で論じる。レポートのデータセクションでは計画段階にある浮体式生産システム203案件、発注済み浮体式生産/貯蔵システム73基、稼働中の浮体式生産ユニット318基、再配備に利用可能な浮体式システム20基についての詳細を示した。添付のエクセルスプレッドシートでレポートのデータをニーズにあわせて並べ替えることができる。情報は5月22日現在のもの。

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World Energy Reports

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