2023年4月 浮体式生産システムレポート

April 29, 2023

オフショア石油・ガス部門の財務状況とビジネスセンチメントは向上を続けている。大手上流部門コントラクターは2023年第1四半期に非常に堅調な決算を報告している。エネルギー安全保障の懸念が石油・ガス開発への投資拡大の必要性に関心を集めている。需給バランス回復のためサウジアラビアが突然減産に踏み切ったこともあり、石油価格は80ドル代まで回復した。近い将来に投資決定に進む可能性のある浮体式生産システム案件は依然として長蛇の列となっている。37件の浮体式生産システムが今後18ヶ月内に投資決定に進む可能性があるが、サプライチェーンの逼迫により発注ペースは制限されるであろう。一方、ENIはアイボリーコースト沖油田向けに2基目のFPSOを購入し、ペトロブラスはSergiepe-Alagoas堆積盆で使用する2基のFPSOの入札提案募集を発表し、SBMは来年の運転開始に向けてブラジルに向かっているFPSOに加重平均債務コスト6.3%の14年間16億3,000万ドルの融資を取り付けた。これらについて4月号で論じる。レポートのデータセクションでは計画段階にある浮体式生産システム205案件、発注済み浮体式生産/貯蔵システム71基、稼働中の浮体式生産ユニット315基、再配備に利用可能な浮体式システム20基についての詳細を示した。添付のエクセルスプレッドシートでレポートのデータをニーズにあわせて並べ替えることができる。情報は4月26日現在のもの。

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World Energy Reports

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