2022年8月 浮体式生産システムレポート
August 29, 2022
世界経済後退の懸念と、ロシア-ウクライナ紛争による石油/ガス供給不安が原油価格に影響を及ぼしている。ブレント原油スポット市場は現在第2四半期平均価格から15%安で取引されており、5年後の受渡しブレント先物価格はここ3ヶ月間に5%以上下落した。しかし、浮体式生産システム市場は依然として堅調である。大手上流部門オペレーターは記録的な収益を上げており、新規の上流部門プロジェクトへの支出は徐々に拡大している。さらに多くの近い将来に発注が見込まれる浮体式生産システム案件、特に浮体式LNG プラント及びLNG輸入ターミナルに関する案件が浮上してきた。一方、8月には新たな浮体式生産ユニット数件の発注があった。ブラジル向けP-80 FPSO(29億ドル)、ガイアナで使用される次のFPSO受注に備えたFast4Ward浮体の先行発注、将来のターミナル契約受注を想定したFSRUの先行発注、コンゴ-BrazzavilleにおけるLNGプロジェクトでの使用に向けての既存FLNGバージの売却である。これらについて8月号で論じる。レポートのデータセクションでは計画段階にある浮体式生産システム198案件、発注済み浮体式生産/貯蔵システム75基、稼働中の浮体式生産ユニット305基、再配備に利用可能な浮体式システム23基についての詳細を示した。添付のエクセルスプレッドシートでレポートのデータをニーズにあわせて並べ替えることができる。情報は8月29日現在のもの。
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