2022年7月 浮体式生産システムレポート
July 29, 2022
今月のブレント原油スポット価格は、景気後退懸念から直近の石油価格に下方圧力がかかり、日中一時的に100ドルを切った。しかし、月末にブレントは106ドルまで回復し、石油需要見通しが強含みであることから、5年後の受渡しの原油先物価格は安定している。大手上流部門オペレーターは記録的な現金収入を得ており、オフショア産業サプライチェーンはフル回転している。直近の浮体式生産システム契約の受注残は積み上がり続けており、さらに契約を引き受ける能力はますます逼迫している。中でも極めて好調なのが浮体式LNG再ガス化部門であり、3ヶ月前に利用可能であったLNG再ガス化装置搭載LNG船はすべてヨーロッパ向けターミナルとして吸収された。堅調なLNG市場によりFLNG新造への関心が誘発され、納期の短いジャッキアップ搭載LNGプラントの契約が7月に投機的に発注された。これらについて7月号で論じる。レポートのデータセクションでは計画段階にある浮体式生産システム196案件、発注済み浮体式生産/貯蔵システム71基、稼働中の浮体式生産ユニット305基、再配備に利用可能な浮体式システム23基についての詳細を示した。添付のエクセルスプレッドシートでレポートのデータをニーズにあわせて並べ替えることができる。情報は7月29日現在のもの。
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