2022年10月 浮体式生産システムレポート
October 31, 2022
石油価格は世界の供給途絶圧力が世界経済需要懸念に勝ったことから前月石油価格は勢いを盛り返した。ブレントスポット原油価格は90ドル台前半に、5年先の原油先物価格は70ドル台前半に回復した。上流部門オペレーターの第3四半期収益報告は非常に好調であり、実際のところあきれるほど高かった。例えばエクソンモービルは新たな四半期収益記録を達成している。大手上流部門オペレーターは依然として資本の規律を前面に押し出しているが、巨額の収益を上げていることから徐々に資本支出を拡大せざるを得なくなっている。近い将来に浮体式生産システム契約が発注される可能性のある案件は依然として40件近くに達している。一方、10月にエクソンモービルは次のStabroek鉱区のFPSO契約の発注先としてModecを選び、ペトロブラスは2基のFPSOの入札募集プロセスを開始し、NFEは2基のシリンダー形掘削リグ浮体をFLNGに改造する契約をSembcorpに発注した。さらに別件としてNFEはメキシコ電力庁(CFE)と共同でメキシコのアルタミラ沖の浅水深海域にLNG輸出ハブを新たに開発することで最終合意に達している。これらについて10月号で論じる。レポートのデータセクションでは計画段階にある浮体式生産システム200案件、発注済み浮体式生産/貯蔵システム75基、稼働中の浮体式生産ユニット309基、再配備に利用可能な浮体式システム22基についての詳細を示した。添付のエクセルスプレッドシートでレポートのデータをニーズにあわせて並べ替えることができる。情報は10月31日現在のもの。
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